慰謝料請求jp｜入通院慰謝料算定表（傷害慰謝料算定表）

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交通事故などの、加害者の過失によって生じた傷害については、原則として、治療に要した入通院の期間・日数によって、慰謝料の金額が算定されます。

下記は、財団法人日弁連交通事故相談センター東京支部が発行している「損害賠償額算定基準」（通称：赤本）に記載されている「入通院慰謝料算定表」であり、裁判実務でも、利用されているものです。

入通院（傷害）慰謝料については、原則として入通院期間を基礎として、別表Ⅰを使用します（単位：万円）。
なお、通院が長期にわたり、かつ不規則である場合は、通院した実日数の３．５倍程度を慰謝料算定のための通院期間として計算します。

被害者が幼児を持つ母親であったり、仕事等の都合など、被害者側のやむを得ない事情によって入院期間を短縮したと認められる場合には、上記金額を増額することがあります。
入院待機中の期間及びギプス固定中等、安静を要する自宅療養期間は、入院期間として算定する場合があります。

傷害の部位、程度によっては、別表Ⅰの金額に２０％～３０％程度の割増をして計算します。
故意の危害（傷害事件など）の場合も割増をして計算します。

生死が危ぶまれる状態が継続したとき、麻酔無しでの手術等極度の苦痛を被ったとき、手術を繰り返したとき、などの特別な事情がある場合には、入通院期間の長短に関わらず、別途に増額を考慮することがあります。

むち打ち症で他覚症状がない場合は別表Ⅱを使用します（単位：万円）。
この場合、慰謝料算定のための通院期間は、その期間を限度として実治療日数の３倍程度を目安とします。

必要項目を記入するだけで、一般的な慰謝料の基準が算出される「簡易計算書（Excelヴァージョン）」が、こちらからダウンロード可能です。

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